アルギニンは高血圧の予防・改善にいいの?
アルギニンは、高血圧の予防と改善に効果があります。
高血圧とはどういう状態かというと、血圧が正常値よりも高くなってしまっているというものです。
血管がどこかで細くなってしまっていると、心臓から送り出す血液を流す力を高くしないと血がまわらなくなります。細い管の部分にも血を流さなければならないのです。
高血圧に自覚症状がないのはなぜ?
高血圧には自覚症状がないと言われています。ところが、実は自覚症状はあるのです。
ただ、あまりにもわかりにくいのでそれが高血圧の症状だとは気がつかないで、そのまま病院にも行かないで放置してしまうのです。
高血圧を放置してしまうと、動脈硬化の原因となります。さらには、脳卒中や心筋梗塞という命にかかわる病気を起こしかねません。
では、高血圧の時に起こりうる自覚症状とはどんなものでしょう。
頭痛、肩こり、めまい、などです。これらの症状が出た時に、高血圧を疑うことなく「いつものこと」として自己判断をしてしまう人がほとんどではないでしょうか。
頭が痛いなら、薬を飲んで寝てしまう、という人は多いと思います。肩こりがするならマッサージをしたり、あたたかいお風呂に入って癒す、ということをしてしまいます。また、めまいなら目を閉じてじっと座るか横になるかして、やりすごすのではないでしょうか。
高血圧でも、自覚症状はあるのです。
ただそれを、高血圧だとは気がつかないだけなのです。また、頭痛やめまいがしたからと言って、必ずしもすべてが高血圧だともいいきれません。ほかの病気が原因となっているのかもしれません。
はっきりさせるためには、医者に相談することです。
なので、気がつかないうちに高血圧になっているということが考えられます。高血圧は、その先の脳卒中や腎不全の原因にもなってしまいます。そこで、アルギニンを摂取することで高血圧を予防または改善することができるのです。
アルギニンが身体の中で全身の細胞を活性化させるのはなぜ?
アルギニンそのものがいきなり細胞を活性化させて、全身の細胞分裂がさかんになる、ということではないようです。アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進させます。
そして、成長ホルモンが細胞分裂を増やしていくというわけです。
細胞分裂が活性化されると、どんどん新しい細胞が生まれてくるというわけです。
そして、古くなった細胞は老廃物として、身体の外に排出されます。老廃物をきちんと身体の外に排出すること、体の中に溜め込んでおかないこと、もとても大切なのです。老廃物をため込んでおくということは、肥満やメタボの体形につながってしまいます。
アルギニンはアミノ酸のひとつです。アミノ酸は、成長ホルモンの分泌につながります。
成長ホルモンが増えれば、細胞分裂はさかんになるのです。
細胞分裂がさかんになると、新陳代謝がアップします。
具体的には、頭皮の働きが活発化して毛も増えると言われています。また、肌のターンオーバーが正常化することで肌のハリや弾力が戻ってくると言われています。ほかには、気力がアップする、疲労が回復される、集中力がアップするといった働きがあるとされています。
アルギニンを摂取すると、成長ホルモンが増えるので、細胞分裂が活発になるのです。
もちろん、血管の働きも活性化します。これは、アルギニンが一酸化窒素をつくることで、血管を広げてくれるからです。血管が広がれば、血のめぐりは良くなります。
全身をスムーズに血が流れていけば、高血圧は改善されるというわけです。もちろん、高血圧になっていなかった場合には、血の流れをよいまま持続してくれます。
アルギニンは、高血圧を防いでくれます。そして、血管を広げて流れを良くして、高血圧を改善してくれるのです。